【社長のひとりごと】No.53-今どきのLINE雑感

 今や普段使いのLINEですが、そのサービスの開始は2011年とのこと。前世紀(びと)の私たちは、いわゆるガラケーのメールが携帯機器によるコミュニケーションのスタートでした。ポケベルなんぞは意地でも使わなかった、などと見栄を切ってみても始まりません。私たちのLINEの文章にはガラケー時代メールの名残が残っていて「長文が当たり前でした。読みやすくするために、改行したり、句読点をつけたり、絵文字や顔文字をつけたり」(略)「相手がいつ詠むかわからないので、誤解をされないように気遣って(略)明るく楽しい文面にしました」。  (『若者はLINEに「。」をつけない』高橋暁子 講談社+α新書)。

 メールによる対話は、電子機器の飛躍的な進化とともに、その表現のあり方(発し方や受け取り方等々)が変化しています。かつては絵文字や顔文字を使わない、文字だけからなるメールは「黒メール」と呼ばれていて嫌われていたそうです。たとえば漢字ばかりが目に付くような長文のメッセージは、受取手に威圧感や恐怖感を与えてしまいそうです。そうかといって、今ではやたら絵文字や顔文字が目立つのにも、すこしイヤ気がさしてきました。時代とともに言葉のやり取りをしていく上での感性が変容しているようです。

 冒頭の高橋教授によると、若年層向けのマーケティングリサーチ『現役JKのぞき見企画『おじさんLINEごっこ』の実態調査』(2017年8月)では、句点(。)がある文面とない文面では、ある文面の方に怒りを込められていると感じたという結果だったそうです。

 その例として同じ文面でも、
➀「いいね~(^^)」
②「いいね~。」
③「いいね~」
 などがあり、以上の場合を受け取る側からの意味というと、
➀「大歓迎でテンションがあがる」
②「正直あまり気が進まず、他になかったの?」
③「普通に良い」

 となります。してみると「。」は、どうやらあまり前向きな意味ではないようです。たしかにわが身を振り返れば、大歓迎は「!!」で、「。」は普通になるでしょうか。

 そういえば、私の高校の同窓生にLINEの文章をいつも「…Ww」で終わらせるヤツがいて、つまり「。」で締め括らないのですが、そういうことだったのか?う~む、今度ヤツから「Ww」と届いたら「そうだねぇ~。」と、さり気な~く返信することにしよう。