【社長のひとりごと】No.28-日本列島は<地震列島>

 北海道から沖縄まで、改めて日本列島を眺めてみると、広大なユーラシア大陸の東の片すみに、そしてこれまた茫洋たる太平洋の西の淵に、弧状につらなる島々から成り立っていることに気付かされます。そのあり方がわが日本列島の宿命ともいえそうです。

 今年の元日に発震した能登半島地震(M7.6)のNEWSには、全国の家庭が浸っていた正月気分を吹き飛ばしました。いつ巨大地震が起こるのか、予兆は防災意識を高めても、ピンポイントでの予測はできません。気象庁によると、日本列島には111個の活火山が分布しているそうです。日本列島もその一部となる、太平洋を囲むようにつらなる環太平洋火山帯を構成する火山は、沈み込んだプレートから放出された水によって作られたものだといいます。

 ちなみに日本の首都・東京と英国の首都・ロンドンで、2000年から2019年の20年間にM2.5以上の地震がどれほど発生しているか比べてみると、ロンドンとその近郊では5回の地震が観測されています。一方、東京都その周辺では約700回だったそうです。これは、同じ島国ですが、ロンドンがあるグレートブリテン島の南部では、数億年前に造山活動が終わっていて、現在も活発に活動する日本列島とは状況が大きな違いがあるということです。英国が一枚のプレート上にあるのに対し、複数のプレートがぶつかるわが日本列島はいまなお複雑な活動を続ける島弧だといえます。   (『日本列島はすごい』伊藤孝 中公新書)

 私も今世紀になってから、日本列島でどれくらいの大地震が起きているのかチェックしようと思ったのですが、令和3年の4月1日から令和6年3月31日までの三年間で、M6以上の地震が44回も起こっているのをみて愕然としてしまい、それ以上の確認を諦めました。このうち震源地が陸地のものが4回で海底のものが大部分(40回)で、ちなみにM6.5以上の地震は8回でした。今年は4月以降も、日本の各地で大きな揺れが相次いでいます。

・R3.05.01:宮城県沖(M6.6)          ・R3.09.21:千島列島(M6.5)
・R3.11.11:沖縄県本島南方沖(M6.6)      ・R3.11.29:鳥島近海(M6.6)
・R4.03.16:福島県沖(M7.3)          ・R4.05.09:与那国島近海(M6.6)
・R5.10.05:鳥島近海(M6.6)          ・R6.01.01:能登半島地震(M7.6)
 北の端から最南端まで、まさに私たちの日本列島は<地震の巣>といえます。