今年1月16日号の『住宅新報』2面の「ひと」欄に、東急リバブル渋谷センターで勤務する福家(ふけ)伊佐子さんが取り上げられていました。今年1月1日で80歳をとの迎えたとのことですから<生涯現役>と呼ぶにふさわしい方です。リバブルさんには43歳での入社だったそうです。
福家さんは最初から生涯現役を目指したわけではなく、学校卒業後は三菱商事で約5年の勤務の後、結婚を機に専業主婦となったそうです。バブル崩壊後に子どもの学費稼ぎを目的に、20年間のブランクを乗り越えて仕事を探しました。その当時、実家の父親からのアドバイスで宅建資格を取得して、1993年にリバブルさんに入社、渋谷に配属となったとのことです。当初から賃貸仲介を手掛けて、定年退職時に「売買をやらないか」との打診を受けたそうです。福家さんにすれば「売買は未経験」という世界でしたが、結果的には「売買の経験が約20年で、賃貸仲介より長くなった」ということです。
福家さんが売買仲介で実績を残すことができた理由は、ご本人によれば「賃貸のキャリアが生きている。家主との長く強い付き合いがある。貸主とのつながりで相談を多く受けて取引につながった」ということです。その業績は社内での評価も高く、福家さんは定年後の雇用延長ということで同社のエージェント制度に基づいての勤務となります。リバブルさんでは一定の審査をクリアしての代理店契約となり、実績により報酬を受ける仕組みだとか。
80歳の女性エージェント! 宅建士の資格は社会的な要請も高く、純粋に個人の資格として定年もなく、まさに<生涯現役>として活動ができます。福家さんのようにいつまでも元気で、何よりもお客さまから信頼され必要とされて、そして感謝されながら、輝いていられるように、見習っていきたいものです。
