【社長のひとりごと】No.8- 越中富山の「言葉」の置きぐすり

 子供のころ何年かおきに(毎年だったのか…)富山の薬屋さんが回ってきて、家に置いてある薬箱に薬を補充していました。そして、子どもにはおまけの紙風船を置いていきました。でもその時、薬だけでなく<標語>まで置いていったことは知りませんでした。いろいろ面白いものがあり、「うっかりすごせばすぐ三十 きょろきょろしているともう四十」なんて、NHKの5才の女の子が口にしそうな<標語>もあるようです。それらの中から、いくつか抜粋してみました。現代のデジタル社会にも、そのまま通用します。

  • 最大の敵は自分自身の内にある
  • 人には年齢に応じた「初心」がある
  • 自分が正しいと思いがちな人は反省の機会が乏しい
  • 何でも来い に名人なし
  • 良薬でも分量が正しくないと効果は期待できない 物事も大切なのは適度だ
  • いくらこぼしても 役に立たぬのがぐち
  • お金は物を買い 運動は生命を買う
  • むだ話は気を許して話すから 案外多くの真実がある
  • 他人の欠点が見えるだけ自分の欠点があるのだ
  • 自己中心の心は争いを生み 相手を尊ぶ心は平和を生む
  • 好機は誰にも公平にほほえむ
  • 後始末の出来ない人は立ち直ることが出来ない
  • 初歩的ミスは心の油断から生じる
  • 金のむだ使いは簡単だが 有効に使うのはむずかしい
  • 自分につましいのが倹約 人にやらないのがけち
  • 高いつもりで低いのが教養/低いつもりで高いのが気位  深いつもりで浅いのが知識/浅いつもりで深いのが欲の皮  厚いつもりで薄いのが人情/薄いつもりで厚いのが面の皮  強いようで弱いのが根性/弱いようで強いのが意地  多いようで少ないのが分別/少ないようで多いのが無駄      (『越中富山の薬売り秘伝 「言葉」の置きぐすり』寺田スガキ 東邦出版)