【社長のひとりごと】No.2- 「人間」は危険生物だった

 私たちの身の回りにはマムシやスズメバチ、最近ではクマやイノシシ等、接触すると危険な生き物がいます。また捨てられたペットが野犬化した群れも私たちの生み出した危険生物でしょう。野生動物が人を恐れなくなってきた(人間が危険であることを教える親がいなくなってきた……人間も同じだ)ことも、元はといえば、私たち人間の暮らし方の変化が周囲の環境にまで影響を及ぼし、人と自然とのあり方が急速に変わってきたことに原因があると考えます。彼らの活動領域を侵害したのは人間の方であって、ある日彼らが私たちの生活圏へ立ち現れたからといって、はなから人を襲うことを目的としているわけではありません。危険といわれる生き物をむやみに怖がるだけでなく、私たちの近くに出現する原因は私たちにもあることを認識して、畏れつつ遠ざけていくことも肝要です。 

 とはいうものの広い地球上には、人の生命を脅かす危険生物が数多く確認されています。サメによる事故のNEWSは世界のあちこちで流され、その危険度は高い印象があります。
下記の「世界の危険生物ランキング」は、年間殺人数によりランク付けされています。ただ死亡者数だけでランク付けされている、というのが少々引っかかりますが、その背景を考えると頷いてしまいます。なお人との接点がない生物は、それがどんなに危険な生き物だとしてもこのランキングには登場しません。      
  *註:(  )内は年間殺人数

➀蚊(100万人)② 人間(50万人)③ ヘビ(5万人)④ 犬(2.5万人)
⑤ 巻貝(淡水)(1万人)⑤ ツェツェバエ(1万人)⑤ サシガメ(1万人)
⑧ サソリ(3,520人)⑨ 回虫(2,500人) ⑩ サナダムシ(2千人)
⑪ クロコダイル(1千人)⑫ カバ(500人) ⑫ ゾウ(500人) 
⑭ ライオン(250人)⑮ アフリカ水牛(200人)⑯ シカ(130人)
⑰ ハチ(53人)⑱ クラゲ (40人)⑲ アリ(30人)⑳ ヒョウ(29人)
㉑ ウマ(20人)㉒ オオカミ(10人)㉓ サメ(5人)
   (2018.8)

 蚊に刺されて直接死ぬというわけではありませんが、蚊はたしかに様々な病原体を媒介する厄介者です。蚊による主な死因はマラリアとデング熱だそうです。カバやゾウは非常に危険で、地元民がその姿を視ただけで逃げだすことは、よく知られています。それにしてもサメが23位ですか。もっと危険度が高そうですが、それより「多くの人を殺すのは、人間だ」ということに愕然としつつも、歴史や現在の世界を踏まえると納得させられます。